知って得する!健康なカラダづくりの秘訣

2014/05/19

国民の8人に1人がCKD

CKDとは、腎臓の働きが健康な人の60%以下に低下するか、あるいはタンパク尿が出るといった腎臓の異常が続く状態を言います。
CKD が進行していくと透析が必要になるばかりでなく、動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳卒中を起こしやすくなります。
初期の段階では症状がないまま進行することが多く、貧血、むくみ、体のだるさなどの自覚症状が出てくる頃には、病気が進行してしまっている可能性があります。
現在患者数は約1330万人と推定され、有病率は成人の12%にもなり、実は非常に身近な病気で新たな国民病と言えます。

メタボや生活習慣病が発症の原因

20140519img06CKDの発症の原因は、糸球体腎炎、感染症や遺伝、薬剤の影響などもありますが、高血圧や糖尿病などが原因で発症する人が増えており、メタボリックシンドロームや生活習慣病に罹患している場合は、CKDとなるリスクが高くなります。
したがってCKD 予防はこれらの疾患の予防が重要となります。

 

チェックしてみよう~1つでもあてはまる人は要注意!~

□ 血圧が高い
□ 糖尿病である
□ タバコを吸う
□ メタボリックシンドロームと言われたことがある
□ 検診でたん白尿を指摘されたことがある
□ 家族に腎臓病のひとがいる

予防の3本柱

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その1 栄養

薄味を心がけ、麺類、汁物、漬物など食塩を多く含むもののとり過ぎに注意しましょう。
肉・魚等の主菜は、1食あたり1品にするなど心がけ、たんぱく質のとり過ぎを防ぎましょう。

その2 運動

ウォーキングや筋トレを併せて実施し、肥満を防止しましょう。

その3 検診

定期的に尿検査、血液検査を受けるよう心がけ、早期発見、早期治療に努めましょう。

 

なぜ運動が必要?

「最近疲れやすくなった」「階段がツライ」「姿勢が悪くなった」「歩くスピードが遅くなった」など、体力の低下を感じたことはありませんか?
それは運動不足や加齢によって筋肉が減っていることが原因のひとつです。
筋肉が減ると体力の低下だけでなく、太りやすくなったり、転倒して骨折してしまったりするなど、生活習慣病や生活機能病(歩行能力の低下など)のリスクが高まります。
筋肉は年齢とともに衰えていきますが、一般に40歳以降は年に1%の割合で筋肉が減少し70歳代では若い頃の半分程度まで減少してしまうといわれています。
でも、筋肉は蘇る力を持っていますから、筋肉を増やす「筋トレ」を習慣化できている人は、できていない人と比べて筋肉の量が多く、体力も高く維持できています。
つまり、何歳になっても元気に活動できる身体でハツラツとしています。